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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株反発、米当局が利上げ急がない姿勢示唆

更新日時
  • 米国債は大幅高、利回り曲線がスティープ化-FOMC議事録受け
  • 原油は続落、先週は米原油・ガソリン在庫が予想外に増加
A trader works on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, May 21, 2018. U.S. stocks surged and the dollar strengthened against most major peers and as the Trump Administration sought to deescalate a trade rift with China.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

23日の米株式相場は反発。朝方は下落していたが、午後2時に公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で追加利上げを急がないことが示唆されたため、上昇に転じた。米国債は大幅高、10年債利回りは議事録公表後に3%を割り込んだ。

  • 米国株は反発、米当局は利上げに急がないとFOMC議事録が示唆
  • 米国債は大幅高、10年債利回りはFOMC議事録公表後に3%割れ
  • NY原油は続落、米原油・ガソリン在庫が予想外に増加
  • NY金スポットは上昇、FOMC議事録が利上げを急がない姿勢示した

  トランプ米大統領が先日発表されたばかりの米中通商合意を退けたことで、地政学上の懸念が高まったが、主要3株価指数はいずれもプラスを確保した。

  S&P500種株価指数は前日比0.3%高の2733.29、ダウ工業株30種平均は52.40ドル(0.2%)上げて24886.81ドル。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.99%。

Yields Take a Breather

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続落。米エネルギー情報局(EIA)の発表によると、原油在庫は先週580万バレル増、ガソリン在庫は188万バレル増となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は36セント(0.5%)安い71.84ドルで終えた。ロンドンICEの北海ブレント原油7月限は続伸、23セント高い1バレル=79.80ドルで終了。

  ニューヨーク金スポット相場は上昇。米金融当局が追加利上げを急がないことを示すFOMC議事録が材料視された。ニューヨーク時間午後4時20分現在、金スポット相場は0.2%高の1293.88ドル。FOMC声明の公表前、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.2%下げて1オンス=1294.80ドルで終了した。

  アメリプライズ・ファイナンシャルのストラテジスト、アンソニー・サグリンベネ氏は、「貿易や北朝鮮、中東に関するノイズが市場には多いが、ファンダメンタルズは今も良好だ。企業利益は拡大、米金融当局の政策姿勢は依然緩和的で、インフレ率はまだかなり落ち着いている。これらは全て今後6-12カ月に株式を支える要因だ」と話した。

  米国債は短期ゾーンが特に大幅上昇し、イールドカーブがスティープ化した。超過準備の付利(IOER)について、FOMCが「テクニカルな微調整」を議論したことが議事録で示されたのが背景。

原題:Stocks Rebound as Fed Says No Reason to Rush Rates: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bull Steepen; IOER Talk Causes Front-End Snap Reprice(抜粋)
Oil Declines After Unexpected Increase in U.S. Crude Surplus(抜粋)
Spot Gold Advances as Fed Signals No Rush on Rate-Hike Pace(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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