バークレイズ、スタンダードチャータードとの合併話に投資家が冷や水

  • 「スタンダードチャータードの事業はバークレイズに不要」
  • 合併には「戦略的な論理と合理性が全くない」

英銀バークレイズの株主は国内同業のスタンダードチャータードと合併した場合の利点について懐疑的だ。関係者によると、行内からも合併実現を疑問視する声が上がっている。

  事情に詳しい関係者によると、戦略の見直しを完了させようとしているバークレイズは、新興市場に強みを持つスタンダードチャータードとの合併を追求していないし、そのような合併が現実的だとも考えていない。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は幹部が合併を検討したと報じていた。

  バークレイズ株を保有するオールド・ミューチュアル・グローバル・インベスターズのポートフォリオマネジャー、ロブ・ジェームズ氏は「答えは全くノーだ」と発言。バークレイズは米英に集中する方針を打ち出しているのに、「スタンダードチャータードとの合併はこれに沿わない。スタンダードチャータードの事業は低リターンで、バークレイズには不要だ」と語った。

  また、キーフ・ブルイエット・アンド・ウッズのアナリスト、エドワード・ファース氏は、バークレイズの問題は投資銀行の不振で、スタンダードチャータードの問題は成長機会を生かすための資本が足りないことだと分析。両行の合併には「戦略的な論理と合理性が全くない」と断じた。

原題:Barclays Investors Pour Cold Water on Potential StanChart Deal(抜粋)

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