豪州と中国、保護主義への対抗で協力できる-ロウ豪中銀総裁

  • ロウ総裁は米国の保護主義的な政策への動きを批判してきた
  • 豪州は内政干渉阻止強化へ-中国は今週、あらためて豪州を批判

オーストラリア準備銀行(中央銀行)のロウ総裁は23日、豪州と中国が一緒になり開かれた世界貿易を支える力となることができると述べた。
 
  同総裁は中国の専門家らを聴衆に迎えたシドニーでの講演で、豪中経済関係の深まりと中国金融システムのリスクに言及。両国関係は豪州だけでなく中国にも「大きな恩恵」を与えており、その関係をうまく生かしていくことが双方にとって大きな利益であることを意味すると論じた。

  米国の保護主義的な政策に向かう動きを批判してきたロウ総裁は、豪州と中国が「オープンな国際貿易システムの重要性を唱える強い声」となることができると語り、豪中には「もちろん時折違いも生じるだろうが、互いをよく理解すれば、こうした問題に対応する立ち位置がさらに良くなることは確実だ」と指摘した。

  ターンブル豪首相は昨年12月、豪州のメディアや大学、議員に中国が干渉していると報じられたことが外国の内政干渉を阻止する取り組み強化のきっかけだと言明。以来、豪中関係は悪化。中国は今週、両国関係の回復は豪政府次第だと主張し、あらためて反発を示した。

  ロウ総裁は今後数年以内に中国発のショックがあるとすれば、金融システムがその発生源になる可能性が最も高いとの懸念も示した。同総裁の発言は事前に用意された講演テキストに基づく。

 
原題:RBA’s Lowe Aligns Australia With China Amid Trump Protectionism(抜粋)

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