もっと悪くなる、選別的になる必要-新興国に普段は強気のモビアス氏

  • トルコの悪化波及も、アルゼンチンとブラジルもうまくいっていない
  • 中国とインドには好機見込む-小米IPOに関心

フランクリン・テンプルトン・インベストメンツを今年去った新興国投資のベテランで普段は強気のマーク・モビアス氏でさえ、新興国市場はさらに悪くなると予想している。

  同氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、トルコの状況悪化が波及する恐れがあり、アルゼンチンとブラジルもうまくいっていないと指摘。「新興国市場にはまだ一定の下振れがありそうだ。ただ選別すれば、何らかの好機もあるだろう」と述べ、今後の新興国市場で利益を出すには選別できる目を持つことが必要だろうとの認識を示した。

出所:ブルームバーグ

  モビアス・キャピタル・パートナーズを設立した同氏は、相場値下がりに伴い好機が生じる可能性に着目。インドの金融株は魅力的に見えるとして、「政府が銀行を救済しようと介入している」とその理由を説明。テクノロジー銘柄についてもインドは「アウトソーシングに関して素晴らしい仕事をしている」として、潜在的に買いだと語った。

  中国のテクノロジー株は調整が深まれば投資の好機かもしれないとし、中国のスマートフォンメーカー、小米の新規株式公開 (IPO)計画は「興味深い」と述べた。

  モビアス氏は南アフリカ共和国の改革から南ア企業は恩恵を受けつつあると指摘。ロシアに対する制裁措置は同国の株式市場で一定の買いの好機を生み出す可能性があるとも主張した。マレーシアでは新政権が法の支配を改善させれば相場上昇が見込めるとし、韓国は北朝鮮との関係改善とコーポレートガバナンス(企業統治)の進展から追い風を受けつつあると分析した。

原題:Even Emerging-Markets Bull Mark Mobius Sees More Pain to Come(抜粋)

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