北朝鮮のレストラン、カンボジアで営業継続-国連制裁に違反か

  • 国連決議はこうした事業の1月9日までの閉鎖を義務付けていた
  • これらの店はブルーベリーワインなど北朝鮮産の製品を提供

カンボジアの首都プノンペンで、北朝鮮のレストラン3軒が営業を続けている。今年発効した国連の制裁に違反しているものとみられる。

  これらの北朝鮮レストランの店名には全て平壌という言葉が含まれ、北朝鮮の労働者が勤務し、ブルーベリーワインや高麗人参など北朝鮮産の製品を提供している。これらは、長年にわたり北朝鮮政権の現金収入源となってきたことが立証されている同国の世界的な事業ネットワークの一部だ。

プノンペンの北朝鮮レストランの外に立つウェイトレス

撮影:Sheridan Prasso / Bloomberg

  国連安全保障理事会が北朝鮮の核兵器の実験を受けて昨年9月に決議した新たな対北制裁は、こうした事業を1月9日までに閉鎖することを義務付けていた。この決議は、北朝鮮の代理・代表であるか否かを問わず、「北朝鮮の組織および個人との新規・既存の合弁事業や共同事業体の運営」を禁止している。

  国連安保理北朝鮮制裁委員会の専門家パネルの元委員、ウィリアム・ニューカム氏は「北朝鮮人スタッフが働く海外で営業している北朝鮮レストランは、合弁事業として設立されていないなら少なくとも共同事業体であり、禁止されている」と指摘した。

  カンボジアのカナリット情報相は同国が国連の規定を順守していると述べ、これ以上の質問は外務省に問い合わせるよう求めた。カンボジア外務省の報道官に電子メールや電話で取材を試みたが、返答は得られていない。プノンペンの北朝鮮大使館にはファクスを送信しようとしたが、回線がつながらなかった。

北朝鮮レストランのパンフレット

撮影:Sheridan Prasso / Bloomberg

原題:North Korean Restaurants in Cambodia Stay Open Despite Sanctions(抜粋)

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