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モルガン・スタンレー、資産運用部門の1兆ドルクラブ入り望む-ゴーマンCEO

  • ゴールドマンやJPモルガンの資産運用部門に対し、規模が半分未満
  • 規模拡大のための買収は「複雑」-ICIの会議で語る
ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)

ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)

 Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)

 Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

米銀モルガン・スタンレーのジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)は、資産運用部門が1兆ドル(約110兆5000億円)クラブの仲間入りをするよう望んでいる。

  米投資信託協会(ICI)が主催したワシントンでの会議で、向こう5-7年の見通しについて質問されたゴーマン氏は、資産運用部門の顧客資産を1兆ドルの水準まで増やしたい考えを示した。同行の主要3部門で一番小さい同部門の3月末時点の実績は4690億ドル。

  パッシブ戦略への投資家資金シフトに伴って資産運用会社には規模拡大とコスト削減を迫る圧力がかかり、業界では統合が相次いできた。ライバルのゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェースの資産運用部門は資産規模がそれぞれ1兆ドルを超え、モルガン・スタンレーの部門には買収が必要ではないかと一部アナリストは問い掛けている。
 
  ゴーマン氏は「ご存じのようにこの分野の取引は複雑で、企業文化の問題に行き着く。だが、私たちは多くの穴を埋めることが可能だ」と発言。資産運用は「私たちが企業として現在有する最も重要な成長事業の一つだ。非常にわくわくしている」と語った。
                 
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  2008年当時、モルガン・スタンレーの運用資産は6000億ドル余りだった。金融危機後、同行はヴァン・カンペン・インベストメンツを含め1996年に買収した個人向け資産運用部門を売却。ゴーマン氏はブルームバーグ・マーケッツ誌が2-3月号に掲載したインタビューで、「振り返ってみると、これが素晴らしいアイデアだったかどうかは分からない」と語っていた。

  同行は規模が小さめの買収を複数行い、昨年は資産50億ドル余りのクレジット投資会社取得で合意した。ゴーマン氏は、運用会社の全てのタイプに規模が必要なわけではなく、メザニンファイナンスやディストレスト債、不動産のようなオーダーメードの戦略は、より小規模の運用資産で対応することができると語った。

  「一般的な常識は全くの間違いだ」とブルームバーグ・マーケッツとの同インタビューで述べた同氏は、「資産運用は多くのビジネスの集合体であり、一部では規模が重視され、一部では全く問題にならない」と説明していた。

  それでも同行の資産運用部門は成長目標を下回っている。 14年には当時の同部門責任者グレッグ・フレミング氏が16年末までに5000億ドルに到達可能だと述べていたが、同行はこの目標達成を依然として目指している。

原題:Morgan Stanley Wants to Double Asset Manager to $1 Trillion (1)(抜粋)

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