PIMCOのキーセル氏:現金保有を増やす好機-クレジットは圧縮を

  • 「あらゆるバリュエーションが安くない」とキーセル氏
  • 現金比率はより標準的な5-10%から約10-15%への引き上げ勧める

米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のクレジット担当最高投資責任者(CIO)、マーク・ キーセル氏は、金利が上昇する一方、株価が目いっぱい高く評価され、債券価格が下落している今は、投資家にとって現金の持ち高を増やす良いタイミングだと語った。 

  キーセル氏は22日にカリフォルニア州ビバリーヒルズで行われたブルームバーグ・エル・ピーのイベントで、「あらゆるバリュエーション(株価評価)が安くない」と発言。ポートフォリオの現金比率をより標準的な5-10%から約10-15%に引き上げるよう勧めた。金利上昇に伴いリスクが増大しつつあるという理由で、PIMCOはクレジットへのエクスポージャー圧縮を勧めている。

  「PIMCO投資適格社債ファンド」と「PIMCOトータル・リターン・ファンド」の運用に携わる同氏によると、PIMCOはより慎重な姿勢に転じ、現金ポジションを増やした。同社の資産に占める現金の割合を同氏は明らかにしていないが、5%の増加は、約890億ドル(約9兆8460億円)の証券売却を意味する。
  
  キーセル氏の他の主なコメントは次の通り。

  • 米経済が1、2年以内にリセッション(景気後退)入りする可能性は低いが、3-5年以内に始まるとPIMCOは「確信」
  • 投資家が今後数年で期待できるリターンは1桁台前半から半ばと「信じ難いほど低い」
  • インカム収入に対する世界的な需要に伴い、年金や保険など長期の買い手が引き続き現れると予想されるため、債券利回りの上昇が行き過ぎることはなさそうだ

題:Pimco’s Kiesel Says Investors Should Increase Cash, Cut Credit(抜粋)

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