イタリア次期首相はコンテ氏で決まるのか-経歴詐称疑惑が浮上

  • マッタレッラ大統領は23日にも首相の人選・任命を発表
  • 「五つ星運動」と「同盟」は22日夕、コンテ氏支持をあらためて表明

イタリアのポピュリスト2政党による連立政権の首相にフィレンツェ大学法学教授のジュゼッペ・コンテ氏を任命するのか、マッタレッラ大統領に注目が集まっている。23日にも発表というぎりぎりのタイミングで、コンテ氏に経歴詐称疑惑が浮上した。

  コンテ氏(53)を首相候補に推したのは反エスタブリッシュメント(既存勢力)政党「五つ星運動」のディマイオ党首と反移民政党「同盟」のサルビーニ書記長。コンテ氏が次期首相に適任か疑問を呈する報道がイタリアで相次ぐ中、両党は22日夕に同氏支持を確認した。両党党首は財政支出拡大や欧州連合(EU)条約見直し要請を柱とする政策プランで合意済みで、金融市場は既に動揺。政治経験のないコンテ氏がディマイオ、サルビーニ両氏の性格や政治思想の違いを抑えて政権を運営できるのかという懸念も浮上している。

  そうした中、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)はコンテ氏の経歴を疑問視。経歴書には2008年から12年まで毎年、夏は研究のため「ニューヨーク大学に少なくとも1カ月」滞在したとの記述があるが、同大の広報担当者はコンテ氏の名前は学生としても教員としても記録にないと述べたと報じた。ただ、大学側が記録を残さない1日ないし2日間のプログラムに参加した可能性はあるとも伝えた。
 
原題:Italy’s President in Spotlight as Government Quest Turns Chaotic(抜粋)

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