中国の車輸入関税引き下げ、米国メーカーよりBMWやトヨタに恩恵

  • トヨタとBMWの昨年の対中輸出は米1位のフォードの約3倍
  • フォードとテスラは共に中国国内に近く生産拠点設ける計画
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国は7月1日から輸入乗用車への関税を従来の25%から15%に引き下げると22日に発表したが、米自動車メーカーへの恩恵はあまり見込めない。

  シボレーなど米自動車大手の代表的ブランドの昨年の対中輸出は合計でも10万台に達しなかった。米自動車メーカーは25%の輸入関税への対応策として、中国国内に合弁工場を設立してきたからだ。最後まで抵抗してきたフォード・モーターの「リンカーン」やテスラも近く中国国内で生産を行う計画だ。

  ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)の自動車アナリスト、ケビン・タイナン氏は電話インタビューで、「大きく変わることはないと思う」と発言。「各社は既に製造拠点と販売網を設けている。また、15%でも依然重い関税だ」と指摘した。

  BIの集計データによれば、昨年、対中輸出を行った米自動車メーカーの中ではフォードが「リンカーン」を中心に約7万4000台と1位。しかしトヨタ自動車とBMWの昨年の輸出実績はそれぞれフォードの約3倍に上った。

Rare Road Sightings

U.S. automakers import fewer passenger cars into China than rivals

Source: CAAM, Bloomberg Intelligence

Note: Shows the biggest European and Asian car importers and select other companies

原題:China’s Lower Car Tariffs Mean More to BMW Than Ford, Tesla (1)(抜粋)

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