Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株下落、米朝首脳会談の実現巡る懐疑論で

更新日時
  • 北朝鮮首脳との会談、実現しない可能性「かなりある」-トランプ氏
  • S&P500、終盤に下げに転じる-ダウ平均は179ドル安

22日の米株式相場は下落。米中が貿易協議で合意すると楽観されたものの、遅い時間に米朝首脳会談の実現を巡りトランプ米大統領が懐疑的な見方を示したことが相場を圧迫した。米国債は前日からほぼ変わらずとなった。

  • 米国株は下落、後半の取引で米朝関係への懸念が重しに
  • 米国債横ばい、10年債利回り3.06%-2年債入札は堅調
  • NY原油は反落、供給懸念は根強く約3年半ぶり高値圏にとどまる
  • NY金は小反落、1オンス=1292.00ドルで終了

  トランプ米大統領は韓国の文在寅大統領との会談で、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談実現に懐疑的な見方を示したことから、3月以来の高値圏にあったS&P500種は上げを消し、下落に転じた。ダウ工業株30種平均は朝方を除きマイナス圏で推移した。

  S&P500種は前日比0.3%安の2724.44、ダウ平均は178.88ドル(0.7%)下げて24834.41ドル。ニューヨーク時間午後4時40分現在、米10年債利回りは3.06%で前日と変わらず。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は小反落。米国の対ベネズエラ制裁や、米在庫減見通しを受けた供給懸念は根強く、約3年半ぶりの高値圏を維持した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は11セント(0.2%)安い72.13ドルで終えた。ロンドンICEの北海ブレント原油7月限は続伸、35セント高い1バレル=79.57ドルで終了。

  ニューヨーク金相場は小反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.1%未満高い1オンス=1292.00ドルで終了した。

  中国当局が乗用車に対する輸入関税率を現在の25%から15%に引き下げると発表、米中貿易摩擦の緩和が示されたことを受け、主要3株価指数はいずれも寄り付きで上昇していた。

  米国債市場では商いが低調となった午後、米2年債入札を受けて短期ゾーンが安定的に推移した。財務省がこの日実施した2年債入札は最高落札利回りが2.590%と、2008年7月以来の最高となった。23日には5年債入札360億ドル、24日には7年債入札300億ドルも控えている。

原題:Stocks Retreat as North Korea Summit Looks Iffy: Markets Wrap(抜粋)
USTs Steepen as Cash Sellers Weigh on Long End; Solid 2Y Sale(抜粋)
Oil Holds Near 3-Year High Amid Venezuela Sanction Concerns(抜粋)
PRECIOUS: Spot Gold Erases Losses as Euro Bounces, Silver Climbs(抜粋)
Treasury Two-Year Note Auction Draws Highest Yield Since 2008(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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