英国で再び総選挙か、年内実施の観測浮上-可能性およそ25%と専門家

  • EU離脱巡る路線対立が引き金に、一部議員は準備開始と報道
  • 再選挙観測からポンドは下落、21日には年初来安値

2014年と16年に国民投票、15年と17年には総選挙と続いた英国で、今年も全国的な投票が実施される可能性はあるのだろうか。政治家は笑い飛ばす振りをしつつ、内心では欧州連合(EU)離脱を巡る行き詰まりから、可能性はあることを理解している。

  21日の外国為替市場で、ポンドは年初来安値を付けた。与党・保守党議員の一部は水面下で選挙準備を進めていると英日曜紙サンデー・タイムズが報じ、解散総選挙の観測が浮上したためだ。

  保守党内の一部がEU関税同盟からの離脱を主張する一方、議会の過半数は残留を望んでいる。2つの勢力に挟まれ、メイ首相は解決策を見いだせなくなるとの見方が総選挙実施説の根拠になっている。首相は妥協案の調整に取り組んでいるものの、離脱派と残留派の語調は強硬になりつつある。

  ロンドン大学クイーンメアリー校政治学教授で、選挙史に関する著作も多いフィリップ・カウリー氏は、総選挙の可能性をおよそ25%と見積もる。

  関税同盟の離脱を推進する保守党内の勢いがやまず、残留を断固守ろうとする議会内過半数と衝突する場合、何が起きても不思議ではないと同教授は話した。

原題:Could Britain Have an Election in 2018? It’s Not Impossible(抜粋)

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