米朝首脳の橋渡し役になれるか、韓国大統領がトランプ氏と会談へ

  • ペンス副大統領はツイートでリビア方式に言及
  • リビア方式と米韓軍事演習理由に北朝鮮は南北閣僚級会談を先週中止

韓国の文在寅大統領は22日、ホワイトハウスを訪れトランプ米大統領と会談する。トランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談実現に向けたモメンタム回復を図る。

  6月12日に予定される歴史的な米朝首脳会談を巡る楽観的な見方は、核兵器放棄で米国が「一方的な要求」をするなら首脳会談を再考すると北朝鮮が先週警告したことで後退。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)はこの警告にトランプ大統領が「驚きと怒り」を覚え、会談取りやめがあり得ると示唆したと報じた。

  4月下旬の南北首脳会談で金委員長は「新たな歴史」と「平和」に言及したが、北朝鮮はその数週間後に突然、南北閣僚級会談を中止。その理由に米韓合同軍事演習のほか、非核化を一気に進める「リビア方式」を主張したボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)の発言を挙げた。

  トランプ大統領は先週、そのような方式を検討しない考えを示したが、ペンス副大統領は21日のツイートでリビア方式に言及。「トランプ大統領が明確にしたように、金正恩委員長が合意しなければ、リビア方式のような結末になるだけだ」とし、「トランプ大統領を手玉に取れると金委員長が考えているなら、大間違いだ」と記した。

  こうした状況下での米韓首脳会談開催だが、韓国の文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官は文大統領が米朝首脳の橋渡し役を務める可能性に電子メールで触れた。

原題:Trump Set to Meet South Korea’s Moon as Doubts Shroud Kim Summit(抜粋)

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