きょうの国内市況(5月22日):株式、債券、為替市場

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●日本株は下落、米金利高一服し保険安い-円安鈍化も重しに、売買低調

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  東京株式相場は下落。米国長期金利の上昇が一服し、保険株が安い。ユニー・ファミリーマートホールディングスなど小売株も売られ、円安の勢いが鈍り、電機など輸出株の一角も軟調だった。半面、海外原油先物の上昇を材料に商社株は堅調、相場全般の下方圧力は限られた。

  TOPIXの終値は前日比4.18ポイント(0.2%)安の1809.57と続落、日経平均株価は42円03銭(0.2%)安の2万2960円34銭と4営業日ぶりに安い。東証1部の売買代金は前日に続き、ことしの1日当たり平均(2兆7524億円)を2割強下回った。

  三井住友アセットマネジメント株式運用グループの平川康彦ヘッドは、「コスト増から前期の第4四半期は下振れ企業が多かった中、今期はトップラインに対する確信が持てず、原油高などでコストは着実に上がっている」と指摘。為替の円安だけで今期計画は保守的と言えるのか、まだ不透明であり、その影響で「物色に柱がなく、捉えどころのない相場。しばらくはきっかけ待ち」との見方を示した。

  東証1部33業種は保険や金属製品、鉱業、電気・ガス、非鉄金属、小売、その他金融、証券・商品先物取引など28業種が下落。上昇はパルプ・紙、陸運、卸売、石油・石炭製品、ゴム製品の5業種。売買代金上位では、中期計画を発表したソニーが売られ、野村証券が投資判断を下げたケーズホールディングスも安い。半面、SMBC日興証券が判断を上げた村田製作所、市場予想を上回る中期計画が評価された日東電工は高い。

  東証1部の売買高は12億7964万株、売買代金は2兆1437億円。値上がり銘柄数は732、値下がりは1261。

●超長期債が下落、20年入札無難通過も月内の需給懸念強い-先物は堅調

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  債券市場では超長期債相場が下落。この日に実施された20年債入札は一定の需要を集めて無難に通過したものの、来週に40年債入札を控えていることや日本銀行の国債買い入れオペの日程面で同ゾーンの需給に不安が残るとの見方から売りが優勢となった。半面、先物相場は堅調に推移した。

  現物債市場で新発20年物の164回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.53%で取引を開始。20年入札後にはいったん0.54%を付け、その後は0.535%で推移した。新発30年物58回債利回りは一時0.765%、新発40年物の10回債利回りは0.905%にそれぞれ上昇する場面があった。

  長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは横ばいの0.05%で寄り付き、一時は0.055%まで上昇。その後は先物高などを受けて0.05%に戻した。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「20年債入札は先回りの買いなどで金利水準が低下していた中で迎えたものの、無難な結果に終わった」と指摘。ただ、「超長期ゾーンの入札ラッシュは山を越えた感があるが、40年債入札が控えて本格的に上値を追っていくというセンチメントにはなっていない。日銀オペのスケジュール的にも月内は超長期ゾーンの需給面でサポート要因があまりない」と言う。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比4銭高の150円75銭で取引を開始。午後に150円71銭まで伸び悩む場面もあったが、取引終了にかけて買いが優勢になり、150円79銭まで水準を切り上げ、結局は7銭高の150円78銭で引けた。

  財務省が実施した20年利付国債入札の結果によると、最低落札価格が99円40銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想中央値と一致した。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.12倍と、前回の3.69倍を上回った。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は2銭と、前回の10銭から縮小した。

●ドル・円は下落、米長期金利の上昇一服で調整圧力-111円台割れ

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  東京外国為替市場のドル・円相場は下落。米長期金利の上昇が一服する中、4カ月ぶり高値から反落した前日の海外市場の流れを引き継ぎ、1ドル=111円台を割り込んだ。

  午後3時現在のドル・円は前日比0.1%安の110円91銭。米長期金利が低下する中、早朝に付けた111円08銭を日中高値に110円84銭まで下げる場面があった。前日の欧州時間序盤には一時111円40銭と1月18日以来の高値を付けていた。

  ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリストは、「米中通商交渉もとりあえず一段落してしまったので目新しい材料がなく、見るところといったら米長期金利しかなくなっている」と指摘。目先、米長期金利がさらに下がればドル・円の圧迫要因になるとした上で、リスク要因が一巡している中では「せいぜい110円前半でも調整の範囲内と判断されるだろう。それをもってドル安・円高への方向転換ということになるとはとても思えない」と話した。

  ユーロ・ドルは同時刻現在、0.1%安の1.1782ドル。1.1797ドルの戻り高値を付けた後は伸び悩み、午後には1.1774ドルまで弱含んだ。

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