米銀行監督当局:ヘッジ巡る例外規定で要件緩和を準備中-関係者

  • ボルカー・ルール見直し、トランプ政権下で進む規制緩和の一環
  • 順守のための要件が厳し過ぎると銀行は不満を漏らしていた

米連邦準備制度理事会(FRB)など銀行監督当局は、損失に対するヘッジとしてボルカー・ルールで例外的に認められた取引を巡り、銀行が活用しやすくするよう見直し案の策定を進めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  ボルカー・ルールでは、市場リスクを相殺するための取引だと銀行が示す限り、投機的取引に対する制限に違反したことにならないと規定している。だが、銀行からは順守のための要件が厳し過ぎると不満の声が上がっていた。

  当局による見直しは、こうした金融危機後に導入された規制へのウォール街の批判に対処するものだが、規制緩和を掲げるトランプ政権の下で、業界に有利に規則を作り直す流れの一つと言えそうだ。

  見直し案に詳しい関係者3人によれば、当局としては銀行がヘッジや市場ポジションを記録する要件を一部取り除く意向。同案が未公開であることを理由に匿名で語った関係者2人の話では、その代わりに銀行からはリスクを記録しているとのもっと概略的な保証で済ますようにする。

  FRBと通貨監督庁(OCC)、連邦預金保険公社(FDIC)、証券取引委員会(SEC)の報道官はコメントを控えた。商品先物取引委員会(CFTC)の報道官からは取材要請への返答がない。

原題:Banks to Get More Volcker Rule Wins as Hedging Demands Eased (1)(抜粋)

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