Photographer: Noriko Hayashi/Bloomberg

ボラティリティー上昇の舞台整う-中銀への依存低下で:PIMCO

  • センチメントの小さな変化が大きなボラティリティーを生み出す公算
  • 2、3年以内に米経済がリセッションに陥る「合理的な可能性」

世界各地の経済は中央銀行への依存が低下して協調性も弱まり、金融危機から10年を経てボラティリティーが高まる舞台が整いつつあると、米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)が指摘した。

  PIMCOの長期投資見通しの公表を月内に控え、同社のグループ最高投資責任者(CIO)を務めるダン・アイバシン氏はインタビューで、「市場はより自立していく必要がある。それぞれの経済が自力でやっていかなければならなくなる」と述べた。

  同氏が語ったPIMCOの予測は以下の通り。

  • 株式や債券の相場変動が大きくなる
    • 「センチメントの小さな変化が大きなボラティリティーを生み出し得る」
  • 今後2、3年以内に米経済がリセッション(景気後退)に陥る「合理的な可能性」がある
  • 米連邦準備制度をはじめ主要中銀が緩和を縮小し、いわゆるテールリスクが高まっている
    • 税・支出が主導する刺激策はポジティブに、貿易戦争のような政治絡みのイベントはネガティブに働く
  • 最近数カ月で急速に上昇した債券利回りがすぐに一段と大きく上昇する可能性は低いが、投資家はデュレーションの短い債券保有を増やすことが賢明だろう
  • 長期にわたる低成長と低めの金利という構図の「ニューノーマル」と「ニューニュートラル」は続いている

原題:Pimco Says Economies Must Fend for Selves in Post-Crisis World(抜粋)

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