インテルが半導体セキュリティー上の新たな弱点発見、既に対策済み

更新日時
  • 実際のハッカー攻撃に使用されたとの報告は受けていない
  • 英アームはファームウエア更新で対応可能と説明

コンピューター用プロセッサーで最大手の米インテルは21日、1月に公表された半導体セキュリティー上の脆弱(ぜいじゃく)性に関連した新たなサイバー攻撃の方法が見つかったと発表した。

  インテルがウェブサイトに掲載した発表資料によると、対策は既に講じられたほか、そうした欠陥がコンピューターへのハッキングに用いられた形跡はないという。

  インテルは発表資料で、「こうした方法が実際のハッカー攻撃に使用されたとの報告は何も受けていない」と指摘した上で、「既に配備され、使用可能なブラウザーベースのセキュリティー対策など、消費者や情報技術(IT)専門家が攻撃の可能性からシステムを守る複数の方法がある」と説明した。

  アルファベット傘下グーグルの研究者が、ハードウエアによって安全に保護されていると考えられていた暗号化キーやパスワードなどのデータにマイクロプロセッサーの脆弱性を利用して不正アクセスする方法を発見したことを受け、コンピューター業界では今年に入ってから懸念が拡大。インテルや提携するパソコンメーカーはシステムを守るソフトウエアのコード設定に取り組んできた。

  コンピューター用マイクロプロセッサーでインテルの主要ライバルである米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は、新たなハッカー攻撃に脆弱になり得る製品向けにセキュリティー対策を提供すると表明。コンピューターユーザーにシステムを更新するよう推奨した。ソフトバンク傘下の英アーム・ホールディングスは、最近の「スペクター」と呼ばれる脆弱性の一種による影響を少数の「Cortex-A」プロセッサーが受けているものの、ファームウエアの更新で緩和できると説明した。同社の技術は大半の携帯電話の心臓部に使われている。

原題:Intel Finds Another Chip Exploit, Says Fix Is in Place (Correct)(抜粋)

(最終段落にAMDとアームのコメントを追加して更新します.)
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