トランプ米大統領、ベネズエラやPDVSAに対する債権の購入を禁止

  • トランプ大統領の命令は売掛債権の取引制限が狙い
  • 再選を決めたマドゥロ大統領に対する圧力を強化

トランプ米大統領はベネズエラのマドゥロ政権への経済圧力を強化し、ベネズエラ政府に対する債権の購入を禁止した。

  トランプ大統領は21日午後のニュースリリースで、「マドゥロ政権がベネズエラの重要な資産、経済再建に必要な資産を処分売りして清算するのを防止するため私は行動を取った。この資金はベネズエラ国民の所有物だ」と述べた。

   この命令はベネズエラ政府のほか、国営ベネズエラ石油(PDVSA)など国営企業に対する債権の全ての取引が対象で、売掛債権なども含む。ベネズエラ政府が50%以上出資する企業の持ち分について売却や譲渡などを禁止する。米財務省のウェブサイトに21日午後に掲載された

  ワシントンのシンクタンク、インター・アメリカン・トレンズのエグゼクティブディレクターのアントニオ・デラクルス氏は電話インタビューで、大統領の命令により「ベネズエラが石油関連取引で実行できる資金管理取引が制限される」と指摘。「同国の主要米子会社、シットゴー・ペトロリアムを使って資金調達する能力も抑制される」と付け加えた。

  ベネズエラでは20日の大統領選でマドゥロ氏が再選を決めたが、棄権する有権者が広範囲に見られた上に、与党の権限乱用に関する不満も広がっていた。トランプ政権は昨年、マドゥロ大統領に政治犯の釈放や自由で公正な選挙の実施を迫る手段として、ベネズエラ政府の新発債の購入を禁止する措置を講じていた。

原題:Trump Prohibits Purchase of Debts Owed to Venezuela, PDVSA (2)(抜粋)

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