テスラの「モデル3」をコンシューマー誌推奨せず-ブレーキ性能で

  • 停止するまでの距離の長さが他のどの車よりはるかに悪いと指摘
  • バッテリーの航続距離や操作性、加速は評価

Tesla model 3

Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

電気自動車メーカー、米テスラのコンパクトカー「モデル3」について米消費者団体専門誌コンシューマー・リポーツは、走行中の車が停止するまでの距離の長さやコントロールの使いづらさを理由に推奨しなかたった。

  コンシューマー誌によると、モデル3は時速60マイル(約97キロ)から停止するまでの距離が152フィート(約46メートル)と、「われわれが試験した現代のどの車よりもはるかに悪い」と同誌は指摘。フォード・モーターのピックアップトラック「F-150」より7フィート長い。テスラは自社試験での停止距離は平均133フィートで、試験結果は天候やタイヤの温度などの条件に左右されると同誌に伝えた。

  コンシューマー誌は米国の自動車消費者にとって最も影響力のある情報源の1つ。かつてはモデル3より大型の「モデルS」に最高の格付けを付与し、新興の電気自動車メーカーだったテスラに信用をもたらした。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が同誌を気に入っていると語ったこともある。ただモデルSについては信頼性が平均を下回ることを理由に推奨を控えた。

  コンシューマー誌はバッテリーの航続距離や操作性、加速についてBMWの「3シリーズ」といった性能重視の高級車にかなり匹敵する可能性があるとして評価した。一方、固い乗り心地や後部座席の座り心地の悪さ、高速道路走行での風の過剰な騒音などが試験のスコアを押し下げた。

  21日の取引でテスラの株価は一時5.3%上昇した後、伸び悩んだ。株価終値は2.8%高の284.49ドル。ベレンバーグのアナリストがモデル3の生産コストがモデルSを大きく下回ることなどを理由に目標株価を500ドルに引き上げたことで株価は上昇していた。

原題:Tesla Model 3 Rebuffed by Consumer Reports on Slow Braking (2)(抜粋)

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