ドイツ銀で人材流出相次ぐ、新興市場債トレーディング責任者も退社

  • ショーン・ベイツ氏が退社-CEO交代以来、上級幹部の離職続く
  • 新興国債トレーディング部門は15年10-12月以降、増収達成できず
People enter Deutsche Bank AG headquarters on Wall Street in New York. Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg
Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

ドイツ銀行の新興国市場債のトレーディング責任者ショーン・ベイツ氏が退社する。欧州最大の投資銀行の同行では幹部の離職が相次いでおり、同氏は最新事例となる。

  ドイツ銀の広報担当、チャーリー・オリビエ氏は21日、2008年の金融危機以前から同社の上級職を務めていたベイツ氏の後任として、ジェームズ・デービス氏が就任することを明らかにした。ベイツ氏はコメントを控えた。

  クリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)が先月就任し経営再建を示唆して以来、上級幹部の退社が相次いでいる。債券トレーディング部門では、ベイツ氏がリスクが高めの国・地域関連のディーリングを統括していた。同部門はゼービングCEOの前任であるジョン・クライアン前CEOを悩ませたビジネスの一つ。

  ドイツ銀の財務資料によると、15年10-12月(第4四半期)以降、新興国債券トレーディング収入は増加していない。ベイツ氏が率いていた部門の落ち込みなどが響き、債券トレーディング部門全体では1-3月(第1四半期)が16%減収。昨年は9%減収だった。

  ベイツ氏の退社については21日にビジネス・インサイダーが先に報じた。

原題:Deutsche Bank’s Emerging Market Debt-Trading Head Joins Exodus(抜粋)

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