メーガン妃着用のジバンシーのドレス、英国王室の現代化を象徴

  • おとぎ話のプリンセスとは違いウエディングドレスはシンプルで上品
  • 花の刺しゅうをあしらったベールは長さ5メートル

英国のヘンリー王子と米国人女優メーガン・マークルさんの19日の結婚式は、英王室の現代化の瞬間と受け止められた。文化の融合を印象付ける式では、伝統に包まれながらも予想とは異なる場面も多かった。そうしたサプライズの1つがウエディングドレスで、おとぎ話のプリンセスが着るようなドレスとは違い、シンプルで上品さが際立った。

メーガン・マークルさんが礼拝堂に到着

Photographer: Ben Birchall/AFP via Getty Images

  マークルさんが選んだのはフランスのブランド、「ジバンシィ」がデザインしたシンプルながらも断然エレガントなボートネックのドレス。その上に花の刺しゅうをあしらった長さ5メートルのシルクチュールのベールをまとった。友人や家族、著名人ら参列者が出迎える中、ヘンリー王子が待つウィンザー城聖ジョージ礼拝堂に進む花嫁の長いトレーンはドラマを引き立たせた。

  招待客には著名人が多かったため他のクチュール・ブランドも賛辞を浴びた。プロテニス選手のセリーナ・ウィリアムズさんは「ヴェルサーチ」のピンク色のドレス、俳優ジョージ・クルーニー氏の妻で弁護士のアマル・クルーニーさんは「ステラ・マッカートニー」が仕立てたドレスを着用した。女優プリヤンカ・チョープラーさんは「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のスーツだった。しかし、主役はメーガン・マークルさんだった。

プリヤンカ・チョープラーさん(左から2人目)、ジョージ・クルーニー、アマル・クルーニーさん夫妻

Photographer: WPA Pool/Getty Images Europe

 
  ロイヤルウエディングに採用されたというお墨付きを得られると、ファッションデザイナーは世間の注目度が一気に高まる。マークル妃の義理の姉になるケンブリッジ公爵夫人(キャサリン妃)が着用した服は、直ちに分析されよく似た商品が多数市販される。19日の結婚式でマークルさんの後を歩いた王室の子供たちが着用した服でも同様に大きなビジネスになる。もちろんこうしたアイテムはあっという間に売り切れる。

2011年にケイト・ミドルトンさん(現キャサリン妃)がウィリアム王子との結婚式で着用したドレス

Photographer: Pascal Le Segretain/Getty Images Europe

  デザイナーにとっては王室御用達となることで得られるのはお金だけではない。2011年にケイト・ミドルトンさん(現キャサリン妃)がウィリアム王子との結婚式で着用したドレスを手掛けた「アレキサンダー・マックイーン」のクリエーティブディレクター、サラ・バートン氏は同年、英ファッション評議会のデザイナー・オブ・ザ・イヤーの栄誉に輝き、ファッション・ミュージアム・バースは同氏の作品をドレス・オブ・ザ・イヤーに選んだ。

原題:Meghan Markle’s Givenchy Dress Reflects a More Modern Monarchy(抜粋)

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