ヘッジファンドのブレント原油買い越し、5週連続減少-価格上昇でも

  • ブレント原油価格が80ドル上回っても買い越しの減少続く
  • OPECとロシアは6月に会合を開き、減産方針について協議へ

北海ブレント原油価格が上昇する中、資産運用会社による値上がりを見込む投資は減少している。

  ヘッジファンドによるブレント原油の買越残高は5週連続で減り、2016年11月以降で最長を記録した。買越残高が減少した後に、原油価格は14年以降で初めて1バレル当たり80ドルを上回った。

  マクロ・リスク・アドバイザーズのエネルギー担当チーフストラテジスト、クリス・ケッテンマン氏は「今年にかけてポジションはロングだった。石油輸出国機構(OPEC)総会も6月22日に迫っている」と指摘。「市場関係者は利益を得た可能性が高い。彼らが引き続きメッセージ通りの行動をしているなら、利益を得た後に通常の状態に戻ることができる」と述べた。

  OPECとロシアは6月に会合を開き、16年終盤に合意した原油の協調減産方針について協議する。減産により原油在庫は減少し、下落していた原油価格は回復している。ブレント原油と米国の指標原油であるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)はともに今年に入って約18%上昇している。

  英バークレイズや米モルガン・スタンレーなどの銀行はブレント原油価格見通しを引き上げ、フランスのトタルのパトリック・プヤンヌ最高経営責任者(CEO)は、原油価格が100ドルに達しても驚かないと述べた。100ドルに到達すれば14年9月以来。

  ICEフューチャーズ・ヨーロッパが18日発表した先物とオプションのデータによると、ヘッジファンドによるブレント原油の買越残高は5月15日終了週に3.7%減少し54万8555枚。米商品先物取引委員会(CFTC)の18日の発表によれば、WTIの先物とオプションの買越残高は6.2%減り38万5283枚と、6週間で最大の落ち込みを示した。

原題:Hedge Funds Keep Cutting Bets on Oil Rally as Oil Keeps Rallying(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE