ゴールドマンでの経験が教訓、テッパー氏が母校の卒業生に訓示

  • 「正しいことをしよう」とカーネギーメロン大学の卒業式で演説
  • パートナーの要請を拒否せざるを得なかったエピソードを紹介

資産家デービッド・テッパー氏

Source: Carnegie Mellon University

資産家デービッド・テッパー氏はカーネギーメロン大学を卒業する学生に「正しいことをしよう」と語りかけた。こうした助言はゴールドマン・サックス・グループ勤務時代の自身の経験に基づくものだ。

  母校である同大学の卒業式で基調講演を行ったテッパー氏(60)は、ゴールドマン時代の初期に「実力のあるパートナーの要請を拒否」せざるを得なかったエピソードを紹介した。

  破綻企業に投資する新しいファンドを設立していたこのパートナーは、ゴールドマンが利益相反や機密情報を理由に投資できない企業のリストも管理していた。パートナーはその秘密リストから除外した1社に出資するよう取引をテッパー氏に求めたが、同氏は「正しいように思えなかった。事実、法務部門に言って何が起きているか話した」という。議論の末、取引は問題ないと法務部門は判断したが、それでも同氏は納得せず取引を再び拒否した。同氏は1985年から92年までゴールドマンに在籍した。

  テッパー氏は「解雇はされなかったがパートナー昇進話はつぶされ非常に腹が立った」と振り返った上で、「でもそれで万事がうまくいった。私はゴールドマン・サックスのパートナーにならずにアパルーサと呼ばれる自分の会社を1993年に設立した。結果的にやっていることははるかに楽しく、多くの意味で人生がより充実したものになっている」と語った。

  ゴールドマンの広報担当者は20日、コメントを控えた。同氏が率いるアパルーサ・マネジメントは約170億ドルを運用し、業界内でトップクラスのパフォーマンスを上げているヘッジファンドとなっている。テッパー氏はカーネギーメロン大に1億2500万ドル余りを寄付している。

原題:Tepper’s ‘Do What’s Right’ Advice Drawn From Goldman Experience(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE