プーチン大統領:ガスパイプライン計画でトランプ大統領をけん制

  • メルケル・ドイツ首相とソチで会談後、共同記者会見に臨む
  • ノード・ストリーム2は「われわれにとって有益」-プーチン大統領

ロシアのプーチン大統領はトランプ米大統領をファーストネームで呼び、「ドナルドは米国の大統領である上、優れた力強い企業家でもある」と語った。

  プーチン大統領は18日、ドイツのメルケル首相とソチで会談後、共同記者会見に臨み、トランプ氏について、ロシアとドイツを結ぶガスパイプラインのプロジェクト「ノード・ストリーム2」に反対することで、「欧州市場での米国産の液化ガスの販路を確保し、自分のビジネスの利益をも追求している」と述べた。

  プーチン氏はさらに、トランプ氏が欧州市場の優位性を考えて、米国のビジネス面の利益を保護しようとしているのは理解できるとしつつ、ノード・ストリーム2は「われわれにとって有益だ。そのために戦う決意だ」と語った。

  メルケル首相は、ノード・ストリーム2はビジネスプロジェクトだとドイツは位置付けているものの、輸送面でウクライナが果たす役割の「戦略的重要性」など「そのほかの意味合いもある」とし、「この関連でウクライナにどのような保証を与えることができるのか話し合う必要がある」と述べた。

  米国政府は今週、長く維持してきたノードストリーム2への反対の姿勢を強め、同プロジェクトは欧州のロシア産エネルギー供給への依存度を高めるもので、ガス輸送からの収益を失うことになる隣国ウクライナへの損害となるとし、制裁も辞さない立場を表明した。

原題:Putin Praises ‘Donald’ for Business Skills Amid Sanctions Threat(抜粋)

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