フィアット・クライスラー、2010年に排ガス不正を業者と議論-開示文書

  • サプライヤーのVMモトーリ幹部、同僚宛て電子メールで記述
  • 電子メールは16日にサンフランシスコの米連邦地裁で開示された

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)に部品などを供給する複数のサプライヤーは、排ガス試験合格を目的とした違法なソフトウエア使用を2010年に議論していた。サンフランシスコの米連邦裁判所で今週開示された電子メールで明らかになった。

  16日に開示された法廷文書によると、FCAのサプライヤー、VMモトーリの制御・キャリブレーション担当ディレクターのセルジオ・パジーニ氏が2010年に同僚宛ての電子メールで、FCAは「サイクル検出」を可能にするソフトウエアをディーゼルエンジンに使いたがっていると伝えた。

  サイクル検出とは、車両が排ガス試験の試験中であることを感知し、試験に合格するよう制御装置を作動させること。FCAパワートレーン部門はこのソフトウエアがサイクル検出に相当しないと主張し、パジーニ氏を説得しようとした。

  18日の米国株式市場ではFCA株が急落。一時3.3%安まで売られた。

  FCAはこれまで、ディーゼルエンジン車の排ガス規則に対し機器を使って意図的に免れようとしたことはないと主張している。同社は「調査に関するより詳細な全体像がなく、個別の連絡文や内部協議から結論を導くのは不適切だ」とのコメントを電子メールで発表した。

原題:Fiat Chrysler Suit Emails Suggest Diesel Cheat Known in 2010 (1)(抜粋)

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