UBS:投資銀行部門で年数百万フランずつの増収目指す-関係者

  • 株式トレーディングでのシェア拡大も狙う、一部競合は縮小
  • 投資銀行部門、昨年通期の収入は約8500億円で前年並み

スイスのUBSグループは今後数年、合併・買収(M&A)と新規株式公開(IPO)の助言業務の成長に注力し、トレーディング業界全般で吹く逆風の影響を埋め合わせたい計画だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  非公開の情報であることから匿名を条件に語った関係者の1人によると、向こう3ー4年間で投資銀行部門全体の収入は年数百万フランずつ伸びる可能性がある。一方で費用の抑制は続ける。同部門の2017年通期収入は77億スイス・フラン(約8540億円)で前年並みだったが、15年の88億フランには届いていない。

  UBSは株式トレーディングの市場シェア拡大も狙っていると、関係者は述べた。低ボラティリティーと規制面での基準引き上げが業界全体で利幅を圧迫する中、一部の欧州競合は株式トレーディングの事業を縮小させている。

  関係者によると、投資銀行部門の計画は現在、監査役会に通常の精査を受けている。UBS全般の戦略的重点は変わらない見通しで、投資銀行部門へのリスク加重資産の配分も変化しない公算が大きいという。

  UBS広報は電子メールで、「あらゆる事業について取締役会と年次ベースで見直している」としつつ、「増収の見通しに関して発表済みの目標以上にコメントすることはない」と述べた。

原題:UBS Said to Target Topline Acceleration at Investment Bank (1)(抜粋)

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