きょうの国内市況(5月18日):株式、債券、為替市場

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●日本株は続伸、米製造業統計と円安好感-輸出や素材堅調、保険も高い

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  東京株式相場は続伸。米国の製造業関連統計の堅調や4カ月ぶりの円安に振れた為替動向を受け、企業業績への楽観的な見方が広がった。スズキ、デンソーなど輸送用機器やゴム製品など輸出株、非鉄金属や化学など素材株が上げ、原油関連株、米金利高を材料に保険株も高い。

  TOPIXの終値は前日比6.88ポイント(0.4%)高の1815.25、日経平均株価は91円99銭(0.4%)高の2万2930円36銭。

  SMBC信託銀行・投資調査部の佐溝将司マーケットアナリストは、「2月の株価下落時は米長期金利の上昇を悪材料視したが、今回はペースが速くなく、米景気の拡大を伴う良い上昇。日本株にとっては円安方向で為替が安定し、安心感がある」と言う。半面、上値を追う材料を欠き、「2月下落以降の戻しが続いている程度。心理的節目の日経平均2万3000円に近づくと、戻り売りが出やすい」とも話した。

  東証1部33業種は、石油・石炭製品や鉱業、保険、非鉄金属、ゴム製品、パルプ・紙、海運、化学、輸送用機器、陸運など26業種が上昇、下落はその他製品や金属製品、食料品、不動産、銀行など7業種。売買代金上位では、足元の受注堅調をドイツ証券が評価したSMC、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を上げた太陽誘電、大和証券が目標株価を上げた日本カーボンが高い。野村証券が運輸セクターでの推奨を継続したセイノーホールディングスは急伸。これに対し、米アプライド・マテリアルズの売上高見通しが市場予想を下回り、半導体製造装置の東京エレクトロンやアドバンテストは安い。任天堂や鹿島も下げた。

  東証1部の売買高は13億310万株、売買代金は2兆2801億円、代金は4月23日以来、約1カ月ぶりの低水準。値上がり銘柄数は1161、値下がりは824。

●超長期債が安い、米金利上昇と円安が逆風-日銀オペ結果が下支え

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  債券市場では超長期債相場が下落。米国の長期金利が一段と上昇して円安・ドル高が進んだ海外市場の流れを受けて売りが優勢となった。一方、日本銀行の国債買い入れオペで需給の底堅さが示唆されことから午後には下げ渋る動きが広がった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.06%で推移した後、0.055%を付けている。

  超長期ゾーンでは、新発30年物58回債利回りは0.5bp高い0.765%で始まった後、一時0.77%と2月22日以来の水準に上昇する場面があった。新発20年物の164回債利回りは0.5bp高い0.545%で寄り付き、午後に0.54%に戻した。新発40年物の10回債利回りは0.905%と横ばいだった。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部の鈴木秀雄課長は「米長期金利と原油相場が上げ止まらない中、超長期ゾーンは来週の20年債入札を控え、ややスティープ(傾斜)化しやすい」と指摘。ただ、日銀オペの堅調な結果からは「焦って売る向きはいない様子がうかがえた」と述べた。

  新発5年物の135回債利回りは0.5bp高いマイナス0.10%で寄り付き、一時マイナス0.095%と3週間ぶりの水準に上昇した。新発2年物の388回債利回りは0.5bp高いマイナス0.135%で取引された。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前日比横ばいの150円69銭で取引を開始。円安進行もあって、午前の終盤に150円63銭まで下げた。午後は日銀オペの結果を受けて150円71銭と上げに転じ、結局は1銭高の150円70銭で引けた。

  日銀はこの日、残存期間1年超3年以下と3年超5年以下、5年超10年以下の長期国債買い入れを実施。市場の需給状況を映す応札倍率は3ゾーンとも前回より低下した。

●ドル・円が一時4カ月ぶり111円台、米長期金利上昇でドル買い継続

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が一時約4カ月ぶりに1ドル=111円台へ上昇。米長期金利の上昇を背景にドル買いの流れが続いた。

  午後3時40分現在のドル・円は前日比0.1%高の110円88銭。朝方の110円72銭からじりじりと値を切り上げ、正午すぎに一時111円01銭と1月23日以来の高値を付けた。その後はドル買いが一服し、午後に米長期金利が低下に転じるとドル・円も伸び悩んだ。

  SMBC信託銀行プレスティアの二宮圭子シニアFXマーケットアナリストは、今晩は主要な指標もなく、米中通商協議などで新たな手掛かりがなければ、週末にかけては持ち高調整の動きでドル高・円安に一服感が広がりそうと予想。もっとも、米国のファンダメンタルズはしっかりしており、米長期金利も少なくとも目先は3.0%を大きく下回るイメージがなく、「ドル・円にそれほど大きな下げ余地はない」と話した。

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