アインホーン氏、「中年の危機」か-ヘッジファンドの損失拡大

  • グリーンライトの2014年末以来の累計リターンはマイナス25%
  • 顧客はここ2年間でグリーンライトから約30億ドルを引き揚げ

アインホーン氏

Photographer: Michael Nagle

ヘッジファンド業界で若くして成功したデービッド・アインホーン氏が、自説を曲げない若手アナリストに対して好んで言う言葉は、自分の方がずっと長く経験を積んでいる、ということだ。

  アインホーン氏がアナリストに語るところによれば、1990年代後半のITバブル期に「アイボール(ウェブサイト訪問者数)」などの目新しい指標が利益に結びつくことは全くなかった。また、2008年に多くの人が困難が過ぎ去ることを期待する中で、同氏は気後れせずにリーマン・ブラザーズが破綻すると予想した。

デービッド・アインホーン氏

写真家:Kholood Eid / Bloomberg

  言うまでもなく、アインホーン氏は正しかった。しかし、最大の危機時に幅広い名声を得た同氏は、もはや昔のような「恐るべき子供」ではなくなっている。まず、同氏は今年50歳になる。中年になった同氏は、業界の多くの人が新たな手法を取り入れているにもかかかわらず、昔のやり方に固執している。

  数字がそれを物語っている。同氏が率いるグリーンライト・キャピタルの年初来リターンはマイナス15%。2014年末以降の累計リターンはマイナス25%となった。これは同業者の中で最低クラスだ。投資家は過去2年間で約30億ドル(約3300億円)をグリーンライトから引き揚げた。

  しかし、55億ドルのポートフォリオにおいて今年、主要40ポジションのほぼ全てで読みが外れているにもかかわらず、アインホーン氏は平静を保っている。公の場や同僚との会話では、依然として自信満々だ。4月の投資家に宛てた書簡では「当社の投資理論は損なわれていないと考えている」とした上で、「最近のこうした結果にもかかわらず、当社のポートフォリオはそのうち良くなるはずだ」との見方を示した。

Einhorn's Run

Note: 2018 returns through April

ブルームバーグのジェイソン・ケリー記者がグリーンライト・キャピタルのデービッド・アインホーン氏について語る

デイブレイク:アメリカ。 "(出典:ブルームバーグ)

原題:Einhorn Is Having a Hedge-Fund Midlife Crisis as Losses Mount(抜粋)

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