Photographer: Akio Kon/Bloomberg

ヒューリックは商業ビル開発を加速、銀座や渋谷など5棟-外人客増で

訪日外国人観光客が最速ペースで1000万人を超える中、不動産開発のヒューリックは都内でレストランなどが中心の中型商業ビルの開発を加速させる。東京五輪が行われる2020年までに、外国人観光客らでにぎわう銀座や秋葉原、渋谷などで5棟を建設する。

  現在、同社の都内中型商業ビルは渋谷と新橋の2件。同社常務執行役員の伊藤伸氏は取材で「年間3、4件のペースで建てていきたい」と述べた。1棟当たりの事業費は土地の取得なども含めて40億円程度から、100億円以上も想定している。開発後はリートに売却する方針と説明した。

  立地はショッピング客でにぎわう銀座や「ガンダムファンの聖地」秋葉原、若者に人気の吉祥寺、渋谷、新宿など5カ所。伊藤氏は幅広く集客が見込める場所を選んでいるとし、「海外の有名レストランなど飲食店のニーズは高い」と語った。

  商業施設の稼働率はインバウンド需要がけん引し、日本不動産研究所の調査(17年下半期)では、銀座の店舗賃料は前期比23%上昇し、池袋も同25%値上がりした。経済産業省の小売販売額も好調で3月は12兆6640億円と、5カ月連続で前年実績を上回った。日本政府観光局の発表によると、1-4月の訪日外客数は1051万9000人で過去最速で1000万人を超えた。

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