ECB、イタリア債利回り急伸を注視している-コンスタンシオ副総裁

  • ブルームバーグテレビジョンのインタビューで発言
  • 今月退任の副総裁、ユーロの現水準に不安ないと示唆

欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は、イタリア債のスプレッド拡大を政策担当者は注視していると述べた。イタリアは域内最大の公的債務を抱えているにもかかわらず、連立交渉で合意間近とされるポピュリスト2政党は、減税と歳出拡大を公約している。

  今月で8年間の任期を終えるコンスタンシオ副総裁は、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「もちろんECBは状況を注視する必要がある」と言明。イタリア債の利回り急上昇は「最近までの傾向とは異なる」と指摘した。

  ポピュリスト2政党「五つ星運動」と「同盟」の連立合意見通しから、イタリア債は今週下落を続け、ドイツ債とのスプレッドが拡大。周辺国債も売られ、ECBの介入を招いた過去の展開を想起させた。2党は個人と法人の主要税率引き下げや、貧困層へのベーシックインカム導入、年金改革の撤回などを実現させたい意向だ。

  コンスタンシオ副総裁は一方で、数カ月前に懸念されたユーロの為替レートにもはや不安はないと示唆した。現水準に問題はないかとの問いに「そうだ」と答え、「現在に見られるのは、ドルの動きに生じた変化だ」と述べた。

原題:Constancio Says ECB Watching Italy Yield Spike as Populists Talk(抜粋)

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