Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

アマゾン、越境型商取引の支援強化-競合のアリババ本拠地に乗り込む

  • 中国メーカー400社と販売業者引き合わせる-杭州でイベント開催へ
  • 居住地に関係なく、消費者が海外の販売業者から購入する傾向強まる

アマゾン・ドット・コムは中国のアリババ・グループ・ホールディングの創業の地に乗り込み、新たな競争に挑む。

  アマゾンは近くアリババの本拠地である杭州市でイベントを開く。欧米の消費者にエレクトロニクス製品や自動車部品、ホームグッズなどを直接販売することに意欲を示す中国メーカー400社とオンラインで出品する販売業者を引き合わせることが狙い。業者が2018年のホリデーシーズンに備えて在庫を管理できるよう、アマゾンの担当者が購入トレンドに関する見識を提供する。

  このイベントは、電子商取引プラットフォームからグローバルな物流事業へと踏み出すアマゾンの取り組みの一環だ。狙いはアマゾンの影響力があまり及ばない地域である中国のメーカーとアマゾンの販売業者を直接結び付けることにある。業者が工場から直接商品を調達し、それを他国に出荷することをアマゾンが支援することで、注文が入れば迅速に配達が可能になる。同社は手数料を得る仕組みだ。アマゾンは迅速な宅配で米電子商取引市場を制することができた。アリババやイーベイ、ウィッシュなど同業の挑戦を退けるべく、世界的にこれを再現したい考えだ。

  アマゾンはコメントを控えた。

  より良い価格と地元では手に入らない商品を求める消費者は、パリや北京、シドニーなど居住地に関係なく海外の販売業者から購入する傾向を強めている。DHLワールドワイドエクスプレスの16年のリポートによれば、こうした越境型取引は国内電子商取引の売上高を上回るペースで拡大しており、20年には9000億ドル(約99兆3000億円)に達する見通しだ。

原題:Amazon Brings Cross-Border Ambitions to Alibaba’s Backyard (1)(抜粋)

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