アイコス販促で日本の高齢者取り込みへ:フィリップ・モリスCEO

  • 保守的な日本の喫煙者にアピールする新戦略に取り組み
  • 地方の高齢者の共同体意識に訴える戦略-カランザポラスCEO

米たばこメーカー、フィリップ・モリス・インターナショナルは、ハイテク技術を使ったたばこ製品への乗り換えに消極的な日本の保守的な喫煙者にアピールする新たな戦略に取り組んでいる。

  日本はフィリップ・モリスの主力製品である加熱式たばこ「IQOS(アイコス)」の最大かつ最も注目されている市場であるにもかかわらず、売り上げは同社の予想ほど速いペースで伸びていない。その背景にあるのは競争激化と、地方に住む高齢者の取り込みが難しいことだと、アンドレ・カランザポラス最高経営責任者(CEO)は指摘した。

加熱式たばこ「IQOS(アイコス)」

写真家:Akio Kon / Bloomberg

  日本のアイコス利用者は3月時点で約540万人で、日本は同製品がどの程度、世界に普及するかを占う試金石と市場では見られている。問題は、アイコスによる日本市場の攻略がかつてほど容易ではなくなっていることだ。フィリップ・モリスの1-3月(第1四半期)決算でアイコス売り上げの伸び鈍化が示されたことで同社の株価は約10年ぶりの大幅下落となった。

  こうした状況を踏まえ同社は行動を起こしている。第一弾が低価格品の投入、第二弾が、口コミの広告に影響されにくい地方の高齢者を引き寄せるための販売戦略刷新だ。その1つの方法として文化的な共同体意識に訴えることをカランザポラスCEOは挙げた。

  同CEOは「われわれのコミュニケーション術を若干高めて『煙のない日本にしよう』といったようなインセンティブを彼らに与えることが必要だ」とし、「各個人が『私のためになる』と思うより、その方が彼らにとって重要な意味を持つからだ」と電話インタビューで語った。

原題:Philip Morris CEO Says IQos Needs Cultural, Rural Spin for Japan(抜粋)

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