ドット・プロットを嘆くブラード総裁、グリーンスパン流の曖昧さ提唱

  • 今後のデータ見通せない状況で将来の利上げ予測する手法から脱却を
  • ウィリアムズSF連銀総裁はフォワードガイダンスの段階的終了訴え

米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の金利予測を分布したドット・プロットは古くなりつつある。

  セントルイス連銀のブラード総裁は2012年1月以来、年4回公表されているFOMC参加者の金利予測を示したドット・プロットについてこう指摘した。3月発表のドット・プロットの中央値は今年の利上げ回数を同月の実施分を含めて計3-4回としている。

  08年からセントルイス連銀総裁を務めるブラード氏は16日にブルームバーグ・ラジオとのインタビューで、「将来の利上げ回数について、どんなデータが出てくるか分からない状況で予測するという考え方全体から脱却すべきだ」と指摘。政策金利が「ゼロの時にはフォワードガイダンスを示すということもあるが、もうゼロではない」と付け加えた。

FOMC参加者は3月に年内利上げ回数を計3-4回と予想

  サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は15日にブルームバーグに対し、FOMCが会合終了後に毎回示す声明でフォワードガイダンスを段階的に終了していくべきだと述べた。

  ブラード総裁は、政策金利が経済成長を刺激も減速もしない中立金利の水準ないしその付近にあるというシグナルを送っていくべきだろうと述べ、そうすることで景気動向により機敏に対応できると指摘。慎重で不透明な言葉遣いで知られたグリーンスパン元連邦準備制度理事会(FRB)議長に言及し、「政策の説明をもっとグリーンスパン流にすべきだ。つまり『政策金利は現在必要とされる水準にあり、進展を注視しつつ、将来起こることに対応する』と言うやり方だ」と述べた。

原題:Bullard Laments Fed Dot Plot and Yearns for Greenspan’s Opacity(抜粋)

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