ブラジル中銀:予想外の政策金利据え置き-緩和サイクル打ち止め

更新日時
  • 今回の決定を予想していたのはエコノミスト39人中2人のみ
  • 通貨レアルは前回の会合から約10%下落-新興国市場の相場低迷

ブラジル中央銀行は16日、政策金利を6.50%に据え置いた。前回の12回会合連続の利下げ後も追加緩和を示唆していたが、新興国市場の混乱で自らのガイダンスに背を向けることを余儀なくされた。

  ブルームバーグがまとめたエコノミスト39人の調査では金利据え置きを予想したのは2人だけだった。残りは0.25ポイント利下げを見込んでいた。2016年10月に始まった金融緩和サイクルは事実上打ち止めとなった。この間の利下げ幅は7.75ポイントだった。

  中銀は声明で、物価動向は引き続き良好で見通しも目標に沿ったものだが、インフレに対するリスクのバランスに変化が起きたと指摘。「世界の見通しは一段と厳しくなっており、不安定さを示している」とした上で、「結果的に新興国に対するリスク選好度が低下した」と説明した。

  中銀は金融緩和措置の最後の1回を用意していると繰り返し示唆していたが、今回の決定は方針転換を意味する。3月の前回会合後に通貨レアルが約10%下落する要因となった新興国市場の相場急落を政策当局者が軽視していたことを今回の措置は示唆する。通貨安はインフレが抑制された状態で国内景気が徐々に回復するとの見通しに水を差す恐れがある。

原題:Brazil Holds Key Rate, Ends Cycle Amid Emerging Market Rout (1)(抜粋)

(2段落目以降に中銀の声明などを追加して更新します.)
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