トランプ氏長男:ロシア人弁護士との会合、父には事前に告げず-証言

  • 米上院司法委員会、昨年9月の証言記録を初めて公表
  • 会合には当初から懐疑的、「会ってみたらやっぱり価値なかった」

トランプ米大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏は、大統領選挙での対立候補ヒラリー・クリントン氏に不利になる情報があるとの誘いを受けロシア人弁護士と面会した際、父には事前に話さなかったと上院司法委員会で証言した。同委員会が16日、証言記録を公表した。

  この証言は昨年9月7日に行われたが、これまで公表されていなかった。司法委員会のグラスリー委員長(共和、アイオワ州)は1月に公表の意思を表明していた。

  証言記録によると、ジュニア氏は「いかなる外国政府とも共謀していないし、共謀した人間を知らない」と発言。ロシア人弁護士ナタリア・ベセルニツカヤ氏との面会について、価値がどれだけあるのか懐疑的だったとし、「実際に会ってみたらやっぱり価値などなかった」と述べた。

  ベセルニツカヤ氏からは「ヒラリー氏や民主党全国委員会を支持、もしくは資金面で支援しているロシアと関係のある個人に関する極めて一般的な話」しか出なかったと述べた。

  ジュニア氏とロシア人弁護士は大統領選期間中の2016年6月に、ニューヨークのトランプ・タワーで会談。昨年夏にこの会合の事実が明らかにされ、選挙への介入を狙うロシアとトランプ陣営との共謀の舞台になった可能性があるとして注目を集めた。

原題:Trump Jr. Says He Didn’t Tell His Dad Before Meeting Russians(抜粋)

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