Photographer: Eric Thayer/Bloomberg

三井物産が台湾で洋上風力発電に参入、2割の権益取得

更新日時
  • シンガポールのユーシャン・エナジーから権益の一部取得で合意
  • 30万キロワットの洋上風力発電所の開発プロジェクトに参加へ

三井物産が台湾での洋上風力発電事業に参入する。2024年の商業運転開始を目指し、総発電容量30万キロワットの開発プロジェクトの権益2割を取得することが17日、分かった。同社にとって初の洋上風力発電事業への出資案件となる。

  洋上風力を手掛けるシンガポールのユーシャン・エナジーが保有する権益の半分を、三井物が取得することで合意した。ユーシャンが同日、発表した。ユーシャンはカナダのノースランド・パワーと組んで、台湾海峡に洋上風力発電所を開発するプロジェクトの権益を持つ。ノースランドが60%、ユーシャンが40%の権益を保有しているが、三井物が新たに参加する。

  三井物の広報担当者は権益の取得金額については非開示だと述べた。ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス(BNEF)によると、同プロジェクトの総事業費は18億ドル(約2000億円)が見込まれる。

  台湾は25年までに原子力発電所の稼働を全て停止する方針。代替電源として洋上風力発電の導入を進めている。4月末には新たに建設する計383万6000キロワット分の洋上風力発電所からの電力を政府が固定価格で買い取ると発表。25年までの開発を目指す7つの企業グループが入札で選ばれた。ノースランドとユーシャンのグループはそのうちの一つ。三井物を加えて事業化決定に向けた検討を進める。

  台湾は全体の電源構成のうち16年に6%だった再生可能エネルギーの比率を25年には20%に高める目標を打ち出した。現在、洋上風力発電の導入は欧州が先行しているが、台湾は新たな市場として注目を集めている。

(発表を受けて更新します.)
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