Photographer: Andrew Harrer

ドル・円は110円台前半、利益確定売りと米金利高止まりでの買い交錯

更新日時
  • 輸出勢や利益確定が重しも米長期金利3%支えでレンジ形成-NBC
  • 前日の米長期金利上昇はやや不可解、見極めが必要に-ソシエテ
Photographer: Andrew Harrer

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=110円台前半での小動き。前日に3カ月半ぶりの高値を付けたことを受けた利益確定の売りが指摘される一方、米長期金利の高止まりが相場の支えとなった。

  ドル・円相場は16日午後3時33分現在、前日比0.1%安の110円29銭で、110円20銭から110円39銭まで19銭の値動きにとどまった。前日の海外時間には米10年国債利回りが2011年7月以来の水準となる3.093%まで上昇したのに連れて、一時110円45銭と2月2日以来の高値を付けた。米10年債利回りは16日の時間外取引でも3%の大台を維持して推移した。

  NBCフィナンシャル・マーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏は、ドル・円相場について「上値では輸出企業の売りや海外短期勢の利益確定の売りが重しとなっている一方、米長期金利が3%を維持していることで下押しすると買いが出てきやすく、レンジが形成されている」と説明した。

  ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長は、前日に約7年ぶりの水準まで上昇した米10年債利回りについて「米小売売上高がそこまで強いわけでもなく、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁の発言もそこまで目新しいものでもない中での前日の金利上昇は不可解な面もある」と指摘。前日の米株式市場は長期金利を嫌気する形で下落しているとし、「この米金利上昇が本物かどうか見極める必要がある」と述べた。

米サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁の発言はこちら

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、前日比0.1%安の1ユーロ=1.1828ドル。ユーロ・円相場は0.1%安の1ユーロ=130円47銭で推移している。

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