リスク資産のライバル「現金」にガンドラック氏注目-短期金利上昇で

  • S&P500種の配当利回りが3カ月物TBを08年以来初めて下回る
  • TB利回りの執拗な上昇は株式や短期社債の強気を損なう
Photographer: Andrew Harrer

10年間で初めてのことだが、現金での資産保有が有利になりつつある。

  米連邦準備制度が利上げを進める中で、財務省短期証券(TB)の利回りが執拗(しつよう)に上昇し、S&P500種株価指数の構成銘柄の配当利回りが、3カ月物TBの利回りを2008年以来初めて下回った。これは、株式や短期社債など比較的リスクの高い資産から資金引き揚げを検討するよう投資家に促すものだ。
  
  ファミリー・マネジメントのデービッド・ショーエル最高投資責任者(CIO)は「『現金ポジションは痛みを伴う』という語り口は、RIP(安らかに眠れ)と言いたい」とツイートした。

  連邦準備制度が今年さらに3回の利上げを発表するとの観測が高まる状況で、短期債の利回りは上昇する可能性が高い。減税や拡大する支出の財源を賄うため、米財務省がフロントエンドのTB発行を増やしていることも圧力を高める方向に働く。

  借り入れコストの増大が金融市場を混乱させる可能性があることは間違いなく、金利上昇で現金が格好の選択肢となる。米投資会社ダブルライン・キャピタルの共同創業者であるジェフリー・ガンドラック最高経営責任者(CEO)兼CIOも、リスク資産のライバルとして現金の台頭が注目されると15日午後にツイートした。

原題:Cash Is Competitive as Short-Term Rates Spur Gundlach Tweet (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE