クラリダ次期副議長:FRB議長の見解を踏襲-指名承認公聴会で

  • 金融システムの安全性損なわず一段の効率化図ることを支持
  • 「チームプレーヤーであることを示した」とラインハート氏

米連邦準備制度理事会(FRB)の次期副議長に指名されたリチャード・クラリダ氏が15日、上院銀行委員会の公聴会で証言した内容は、金融規制や過去の量的緩和(QE)、労働市場のいずれについても、パウエルFRB議長の見解とほぼうり二つのものだった。

  元FRB当局者で、現在はBNYメロン・アセット・マネジメントのチーフエコノミストを務めるビンセント・ラインハート氏は、FRBの首脳陣に現在顕著なのはパウエル議長の見解と「極めて似通っている点だ」と指摘した。

  15日の同委公聴会で共に証言したクラリダ氏とミシェル・バウマン次期FRB理事について、ラインハート氏は「台本と自らの役割を理解し、チームプレーヤーであることを示した」と語った。
  
  クラリダ氏は金融危機後に導入された銀行規則を巡り、金融システムの安全性を損ねることなく、可能な場合には一段の効率化を図ると述べ、FRBを含む規制当局による見直しを支持。「規制を適切に策定する機会がある」とした上で、危機以降の「米金融システムの弾力性や安定性の大幅な増強を保つ」ことを優先すると話した。

  パウエル議長は2月の就任式典の際、「われわれの政策をできる限り効率的なものとするよう、金融規制の最も重要な前進を守る」意向を表明していた。
  
  クラリダ氏はまた、米国の労働力の評価に当たっては、超低水準にある失業率だけに注目することはなく、雇用に関する広範な指標を観察すると説明。これは米金融当局者が繰り返してきたせりふだ。

  さらに、米金融当局がリセッション(景気後退)対策として取り組んだ巨額の債券購入についての質問にも、「便益とコストがあるというのが私の全般的な考えだ」と指摘。2008年のQE第1弾は「道理にかなうものだった」が「回を重ねるごとにQEの便益は減退した」と、やはりパウエル議長と同様の見方を示した。

原題:Fed Nominee Clarida Fits the Powell Mold in Confirmation Hearing(抜粋)

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