賃上げ加速、日銀の追い風に-賃金・雇用・生産性示す12チャート

日本経済の持続的な成長の鍵を握る賃上げが加速している。消費の活性化を通じた物価上昇を狙う日本銀行にとって追い風だ。

  9日発表の毎月勤労統計(速報)によると、逼迫(ひっぱく)する労働需給を背景に3月の1人当たり現金給与総額は前年同月比2.1%増と高い伸びを記録した。実質賃金も0.8%増。一般労働者の所定内給与とパート時間給も増えた。

  ブルームバーグ・エコノミクスの増島雄樹シニアエコノミストは15日の電話取材で、人手不足を理由に賃金が「昨年と比べてもはるかに良くなっているのは確か」だと話した。一方、23日に発表される毎月勤労統計の確報では、給与や実質賃金が下方修正される可能性もあり、「額面通り強いと思うのも少し危険」との見方を示した。

  下記のチャートでは、賃金上昇につながる動きをしている指標を緑の線で示した。中立はオレンジ、悪化あるいは低水準は赤とした。

賃金





雇用







生産性



備考:%の変化率、正社員と非正規社員の増減数は前年同月比
出所:厚生労働省(毎月勤労統計調査、一般職業紹介状況)、総務省(労働力調査)、日本生産性本部

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