Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国の米国債保有、3月は5カ月ぶり高水準-米中貿易摩擦でも

更新日時
  • 日本の米国債保有残高は2011年10月以来の低水準
  • 3月に貿易摩擦エスカレート、トランプ政権の鉄鋼輸入関税発表で

中国の米国債保有残高は3月に5カ月ぶりの高水準に増加した。米中貿易摩擦の中でも米国債に魅力があることを裏付けた。

  米財務省が15日に発表したデータによれば、3月の中国の米国債保有残高は1兆1900億ドル(約131兆円)と、前月比で110億ドル増加した。中国は外国勢の米国債保有で依然として首位。2位は日本で、同160億ドル減の1兆400億ドルとなり、2011年10月以来の低水準。

  3月は貿易摩擦が急速にエスカレートした。トランプ政権は中国の過剰な生産能力の抑制を主な狙いとして、鉄鋼・アルミニウムに新たな輸入関税を打ち出した。また、中国からの多額の輸入品に対する関税計画も公表した。これに対し中国は対抗措置を取ると表明した。

  中国が多額の米国債保有を通商協議の切り札として使うかどうか臆測が高まっている。中国の代表団は今週、意見の相違を埋めようとワシントン入りしているが、ロス米商務長官は14日、隔たりが大きいとの見解を示した。

  中国の外貨準備高は国際金融市場のボラティリティーを背景に2月に1年余りで初めて減少した後、3月は80億ドル増加した。資本規制の厳格化で資金流出が抑制される中、人民元は過去1年に約8%上昇した。

原題:China’s Holdings of U.S. Treasuries Rise to Five-Month High (1)(抜粋)

(チャートを追加し貿易摩擦について加筆します.)
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