新興市場資産の買いシグナルとなる魔法の数字-歴史が安全性示す

  • 米消費者物価指数(CPI)上昇率が3%未満なら新興市場は安泰
  • 新興市場株はCPI3%未満だった過去12回の時期に26.3%値上がり

米国債利回りが4%に向かう恐れがある中で、新興市場の投資家は逃げ出すべきかどうかを考えている。それを思いとどまらせるのは、2.5%という数字だ。

  これは現在の米消費者物価上昇率。なぜこれが重要かといえば、米国債利回りが急速に上昇する時に新興市場株式は急落する傾向があるが、米国の消費者物価指数(CPI)上昇率が3%未満の時はこれが起こらない。1987年のブラックマンデーも94年のメキシコ危機も、97年のアジア危機も2000年のハイテク株バブル破裂も08年の金融危機も、全てインフレ率がこの節目を上回っている状態で起きた。

  平均して、新興市場株は米CPIが3%未満だった過去12回の時期に26.3%値上がりした。3分の2の期間で米株の上昇率を上回った。一方、インフレ率が3%を超えている時期には新興市場株は平均で4.5%下落。12回のうち7回で米株のパフォーマンスを下回った。

  ダルトン・インベストメンツのマネーマネジャー、ペドロ・ゼバロス氏は、米インフレ率の「3%への歩みが緩やかなら新興市場は大丈夫だ。インフレ圧力が予想より急速に高まれば問題で、テーパータントラムの世界になる」と語った。

原題:Magic Inflation Number in Focus as Buy Sign for Emerging Markets(抜粋)

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