WTO:エアバスへのEU補助金でボーイングに損害-上級委が判断

欧州エアバスと米ボーイングが絡む通商紛争で、世界貿易機関(WTO)の上級委員会は、欧州連合(EU)によるエアバスへの補助金がボーイングに損害を与えたとの判断を下した。

  WTO上級委が15日に下した最終判断により、トランプ米政権としては報復措置を講じる道が開かれることになる。上級委は、EUがエアバスの航空機2モデルへの不公平な補助金を取りやめなかったとする2016年の紛争処理小委員会(パネル)の判断を支持した。

  ボーイングのデニス・マレンバーグ最高経営責任者は「きょう下された最終判断は明確なメッセージを送っている。規則の無視や違法な補助金は容認されないということだ」と述べた。

  エアバスとボーイングを巡っては、EUも米国によるボーイングへの支援がWTO協定に違反していると提訴しており、WTOはこの件について年内に最終判断を下す見通し。

原題:WTO Says Boeing Hurt in Airbus Case, Paving Way for EU Sanctions(抜粋)

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