第一生命H:今期純利益4割減予想、一時利益計上の反動-T&D増益

第一生命ホールディングスは15日、今期(2019年3月期)連結純利益予想は前期比39.5%減の2200億円と発表した。ブルームバーグが集計したアナリスト8人の予想平均の2248億円を下回った。

  畑中秀夫常務執行役員は15日の記者発表で「前期(18年3月期)計上した海外の一時利益がはく落、金融経済環境に応じて変動する経常収益は減少を見込む」と述べた。外部環境の変動要因を除いた利益は増益を予想しており、今期の配当金は3円増配の53円を見込む。同時に、390億円を上限に自己株式の取得も発表した。

  前期(18年3月期)連結純利益は前の期に比べて57.4%増の3639億円で、アナリスト予想平均の3069億円を上回った。配当金は期初予想から5円増の50円。運用環境の改善で第一生命保険で大幅増益となったほか、ジャナス・ヘンダーソン合併による株式交換益や、米法人税減税に伴い米生保子会社で一時的利益を計上した。

  前期の保険料等収入は、貯蓄性商品の販売を抑制したものの、第一生命の営業職員による第一フロンティア生命商品の販売を本格化したことや、相続ニーズを捉えた銀行窓販が好調だったことなどで9.3%の増収となった。

  T&Dホールディングスの前期連結純利益は前の年に比べて3.2%増の775億円となった。貯蓄性商品の販売停止や抑制で保険料等収入は減少したものの、外国証券の利息や配当金収入が増えたことや、価格変動準備金繰り入れ額が減った。前期の年間配当は37円50銭。また、今期純利益は前期比1.8%増の790億円、年間配当は40円を見込んでいる。同時に、170億円(発行済株式の2.09%)を上限にした自己株取得も発表した。

単位:億円(%)前期
保険料等収入
前期
基礎利益
前期
純利益
今期
純利益予想
第一生命HD48845( 9.3)5738( 8.5)3639(57.4)2200(▲39.5)
T&DHD14837(▲1.4)1484(▲6.8) 775( 3.2) 790(  1.8)
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