米財政刺激策のタイミング、「興味深い」-デベル豪中銀副総裁

  • 「景気サイクルのこの段階で普通はしない」
  • 日本にも言及-「債務は持続可能でなくなるまで基本的に持続可能」

オーストラリア準備銀行(中央銀行)のデベル副総裁は15日、米国の景気拡大が進んだ段階にある中でトランプ政権が減税と支出拡大を決定したことへの戸惑いを示した。

豪中銀のデベル副総裁

写真家:Brendon Thorne / Bloomberg

  同副総裁は米国の債務に関する質問に答える中で、「完全雇用に近い経済状態にある米国がかなり大規模な財政刺激を投入するというのは、興味深い。それ以上の言葉はないだろう」と述べ、「景気サイクルのこの段階で普通はしないことだ。過去にそうしたことがなされた際、良い結果に終わらないこともしばしばだった」と指摘した。

  「債務水準について興味深い一つは、債務は持続可能でなくなるまで基本的に持続可能だということだ」とも語り、公的債務が対国内総生産(GDP)比で200%を超える日本に言及。「米国はその半分だけだ」と説明した。

  その上で「日本の債務水準は持続不可能だと多くの人が言うようになって久しいが、言われ始めて20年余りたった今も持続可能なままだ」と論じた。

  2016年9月に豪中銀副総裁に就任したデベル氏は、国際通貨基金(IMF)や国際決済銀行(BIS)、豪財務省で働いた経歴があり、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の客員教授(経済学)も務めた。

原題:U.S. Stimulus Timing ‘Interesting,’ Debt a Mystery, Debelle Says(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE