JAL赤坂新社長:積極投資に転換、新LCCでチャレンジ精神復活を

  • 新中計で示した500億円の成長投資枠活用、具体的な投資先は未定
  • 国内インバウンドに貢献する案件や海外航空事業関連を視野に

日本航空(JAL)は新中期経営計画の目標を達成するため積極投資に方向転換する。4月に就任した赤坂祐二社長(56)は15日のインタビューで、社内では投資や企業買収などに対する「チャレンジ精神が衰えてきている気がする」と述べ、新格安航空会社(LCC)設立が社内のムードを打破するきっかけになればとの考えを明らかにした。

日本航空・赤坂祐二社長

Photographer: Kentaro Takahashi/Bloomberg

  JALは2020年度までの同計画で、計6600億円の設備投資に加えて特別成長投資に500億円を割り当てた。特別成長投資の枠を設けたのは今回が初めて。具体的な投資先は未定としたうえで、国内観光関連であれば「インバウンド(訪日外国人)、あるいは地方創生に貢献できるようなもの」になるとの考えを示した。海外であれば「航空事業関連になるのではないか」と話した。

  同社は14日、新たに成田空港を拠点としたアジアや欧米路線を運航する中長距離格安航空会社(LCC)を設立すると発表。20年の営業開始から3年以内の黒字化を目指しており、必要に応じて共同出資者を募ることを計画している。500億円のうち最大200億円をLCC設立に活用する方針だ。中計では最終年度の20年度の目標として売上高1兆6000億円、営業利益1800億円を掲げている。

  JALは10年の経営破綻後、政府の支援により業績を急回復させたことから、17年3月まで新規投資や路線開設を事実上制限されていた。赤坂氏は1987年に入社。その後は一環して整備部門を歩み、安全推進本部部長を経て14年にはグループの整備本部長に就任していた。

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