中国:4月の指標まちまち-工業生産上振れも固定資産投資は減速

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  • 4月の工業生産は前年同月比7.0%増、予想6.4%増
  • 1-4月の固定資産投資は前年同期比7.0%増、予想7.4%増を下回る

中国経済は4月に勢いをおおむね維持した。工業生産は予想を上回ったものの、投資の伸びは鈍化し、今後数カ月に勢いが衰えることが示唆された。

  国家統計局が15日発表した4月の工業生産は前年同月比7.0%増と、ブルームバーグがまとめた市場予想の6.4%増を上回った。3月は6%増だった。

  4月の小売売上高は前年同月比9.4%増。市場予想は10%増だった。1-4月の都市部固定資産投資は前年同期比7.0%増で、予想は7.4%増だった。

  今回のまちまちな統計内容から、米国との貿易面の緊張や当局の過剰債務抑制策といったリスクに直面している中国経済が、既に緩やかな循環的減速局面にあることが裏付けられた。

  HSBCホールディングスのアジア経済調査共同責任者、フレデリック・ニューマン氏(香港在勤)は「当局による中国金融システムでの引き締めが成長の重しになり始めている」と指摘。「特にシャドーバンキング(影の銀行)を巡る金融規制の厳格化が響き始めており、インフラを中心とする固定資産投資は向こう数カ月間にさらに鈍化する可能性がある」と予想した。 

原題:China’s April Economic Data Show Mixed Bag as Industry Holds Up(抜粋)

(リードを一部変更し4段落目以降にコメントなど加えて更新します.)
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