テスラで幹部流出相次ぐ-マスクCEOは組織のフラット化に取り組む

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  • エンジニアリング担当幹部フィールド氏が休職
  • 流出の状況は「驚くべきもの」と空売り投資家チャノス氏
Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg
Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は経営組織を「フラット化」する方針を従業員に示したが、それが実際に進んでいるペースには既に驚くべきものがある。

  マスクCEOは14日の従業員向け資料で、コミュニケーション向上や機能統合、テスラの目標「達成に不可欠」でない活動からの撤退に向けて同社の構造を変える「徹底的な事業再編」を宣言した。一方、広報担当者は先週、6月の株主総会用資料に明記されている幹部4人のうち1人の「充電」目的での休職を確認した。エンジニアリング担当シニアバイスプレジデントのダグ・フィールド氏のことで、同氏をマスクCEOは「世界で最も有能な」エンジニアリング幹部の1人と見なしていると評したことがある。

  フィールド氏は退職していないものの、テスラでは幹部の退社が相次いでいる。この状況について、同社のショートセラー(空売り投資家)として知られるジム・チャノス氏は「驚くべきもものだ」と語った。同氏率いるヘッジファンド運用会社キニコス・アソシエーツが空売りで大成功を収めたバリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルやエンロンで見られた水準に匹敵するとしている。

  チャノス氏は先週公表されたブルームバーグ・オピニオンのポッドキャスト「マスターズ・イン・ビジネス」で「株価が高値圏にある時にほぼ全ての幹部がいなくなるのは良い兆しとは決して言えない」と語った。

  14日のニューヨーク市場でテスラの株価は一時、前週末比3.1%安となった。終値は3%安の291.97ドル。

原題:Tesla Defections Mount as Musk Reworks Management Structure (1)(抜粋)

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