ポルトガル電力公社、中国長江三峡による買収案拒否する構え-関係者

  • 既に筆頭株主の中国長江三峡は50%超の株式保有目指す
  • EDP取締役会は今週にも開催の可能性-UBSなどとも作業

ポルトガル電力公社(EDP)は中国最大のクリーンエネルギー会社、中国長江三峡集団から提示されている91億ユーロ(約1兆1900億円)の買収案について、自社価値を過小評価しているとして拒否する構えだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  協議の非公開を理由に匿名で語った関係者によれば、EDP取締役会は1株3.26ユーロの提示額が低過ぎるとみている。提示額は11日のEDP株価終値を4.8%上回る水準。取締役会は今週にも開かれる可能性がある。EDPは取引の可能性を巡りUBSグループやモルガン・スタンレーなどアドバイザーとも作業を進めている。EDP、UBS、モルガン・スタンレーの代表者はいずれもコメントを控えた。

  EDPの株価は14日、約10年ぶりの大幅高となり、提示額を上回る水準に上昇した。これは既に筆頭株主の中国長江三峡が経営権取得に向けて提示額を引き上げるとの投資家の期待を示すものだ。リスボン市場でのEDP株価終値は前営業日比9.3%高の3.40ユーロ。

  EDPの株式23%を保有する中国長江三峡は出資比率を50%超に高めたい考え。ポルトガル政府は中国長江三峡による買収提案に反対しない姿勢を示唆しているが、株主が持ち株を差し出すインセンティブをほとんど与えていない。

原題:EDP Said to Plan Rejecting $10.9 Billion-China Takeover Bid (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE