Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

3.5兆円規模の英ファンドが米国債買い増し、米欧の金利差拡大で

  • フランス、イタリア、スペイン債から資金を移す
  • 米短期債の利回りはインフレ率を上回っている
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

234億ポンド(約3兆5000億円)相当を債券で運用する英国のM&Gオプティマル・インカム・ファンドは今年、米国債の保有をファンド全体の3分の1超まで引き上げた。米欧の金利差拡大を背景に、フランス、イタリア、スペイン債から資金を移した。

  インフレリスクに備え米利上げの影響を縮小するため短期債を中心に購入している。M&Gのポートフォリオマネジャー、ステファン・アイザックス氏はインタビューで、「欧州と米国の短期債の利回りを比べると数年ぶりの大きな差になっている」と述べた。「米国の短期債には妙味があると思われる。実質利回りが得られる」と話した。

  米国債への海外からの需要は、為替ヘッジコストの高さにもかかわらず強い。短期の実質利回りは危機以降で初めてインフレ率を上回っている。EPFRグローバルのデータによれば、債券ファンドは2日までの週に米国以外の全ての地域でエクスポージャーを縮小した。

原題:British Fund With $32 Billion Makes Lurch Into Treasuries (2)(抜粋)

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