きょうの国内市況(5月14日):株式、債券、為替市場

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●日本株3日続伸、大幅増益の資生堂急騰-株主還元や為替安定もプラス

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  東京株式相場は3日続伸。第1四半期が9割を超す営業増益となった資生堂が急騰するなど化学株が上昇。自社株買いが好感された三井不動産など不動産株の上げも目立った。米国の堅調な消費者マインド指数と為替の安定もあり、業績の先行き楽観ムードも広がりやすかった。

  TOPIXの終値は前週末比10.96ポイント(0.6%)高の1805.92、日経平均株価は107円38銭(0.5%)高の2万2865円86銭。TOPIXは2月5日以来、3カ月ぶりに1800ポイントを回復。

  三井住友アセットマネジメントの石山仁チーフストラテジストは、「前期は経常利益ベースで16.6%の増益を確保する見通し。今期も輸出増加や消費堅調を受け増収増益が見込まれ、ここに為替の安定が加わり、業績期待は続いている」と指摘。豊富な利益やキャッシュをどう使うかマーケットは注目しており、「増配や自社株買いなど株主還元を素直に好感する動きが鮮明」との見方も示した。

  東証1部33業種は不動産、倉庫・運輸、電気・ガス、化学、非鉄金属、証券・商品先物取引、石油・石炭製品、鉄鋼、海運など27業種が上昇、下落はパルプ・紙、鉱業、金属製品、その他製品など6業種。売買代金上位では三菱地所やコーセー、太陽誘電、ネクソンが高い半面、第1四半期営業減益とゴールドマン・サックス証券が在庫水準の高さに懸念を示したルネサスエレクトロニクスは安い。今期の営業利益計画が市場予想を下回ったオリンパス、ジェフリーズが四半期受注モメンタムのピークアウトを予想したアルバックも売られた。

  東証1部の売買高は15億1988万株、売買代金は2兆5931億円。値上がり銘柄数は1197、値下がりは813。

●債券下落、入控えた超長期ゾーンに売り圧力-中長期オペ応札倍率上昇

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  債券相場は下落。あすの30年債入札を皮切りに3週連続で入札が予定される超長期ゾーンに売り圧力が掛かった。日本銀行が実施した中長期債を対象とする国債買い入れオペで応札倍率が上昇し、需給の緩みが示されたことも売り材料となった。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は前週末比1銭高の150円84銭で取引を始め、午前は前週末の終値150円83銭を挟んで推移した。午後は一時150円78銭まで売られ、結局は3銭安の150円80銭で引けた。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「金利水準的には動きづらい状況だったが、あすが30年入札なので午後から超長期ゾーンに調整圧力がかかって多少売られた」と指摘。「需給の緩和が意識された短いゾーンも売りが優勢になった」と言う。

  現物債市場で各年限の新発債は午後に入ってようやく取引を開始。長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.045%で取引を始め、同水準で推移した。新発5年物135回債利回りはマイナス0.105%、新発2年物388回債利回りはマイナス0.135%と、それぞれ0.5bp上昇した。

  超長期ゾーンでは、新発20年物164回債利回りが0.5bp高い0.525%で取引されたほか、新発30年物58回債利回りが0.745%、新発40年物10回債利回りは0.88%と、それぞれ1bp上昇した。

  日銀はこの日、中長期ゾーンを対象とした国債買い入れオペを実施。オファー額は残存期間1年超3年以下が2500億円、3年超5年以下は3300億円、5年超10年以下は4500億円と、いずれも前回から据え置き。オペ結果によると、応札倍率は1年超3年以下が4.56倍、3年超5年以下は3.76倍と、それぞれ4月13日以来の高水準。5年超10年以下は4.00倍と、4月4日以来の高い倍率だった。

●ドルは109円台前半、売り先行後は底堅い展開-ユーロ1週間ぶり高値

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円台前半でもみ合い。前週末の海外市場でドルが主要通貨や新興国通貨に対して弱含んだ流れを引き継ぎドル売りが先行、国内輸出企業のドル売り注文なども重しとなったものの、午後の取引にかけては底堅く推移した。

  午後2時41分現在のドル・円は前週末比横ばいの109円39銭。早朝に付けた109円42銭から109円21銭まで下落した後、下げ幅を徐々に縮小し、109円45銭を付ける場面があった。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドルスポット指数は一時0.2%低下の1154.87まで下げた。

  FPG証券の深谷幸司社長は、「ドル・円は多分、109円割れは堅くなってくると思う。ただ、押し上げて110円を突破するかどうかと言えば少しパワー不足」と説明。「米利上げは行うのでドルは底堅いとは思うが、利上げ加速要因がいったん終息した。アップサイドリスクをみていたが、そうでもなかった」と述べた。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.2%高の1ユーロ=1.1962ドル。一時1.1969ドルと7日以来のユーロ高・ドル安水準を付けた。

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